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【途中であきらめないで済む勉強方法を選択しよう】

　資格を取得する上で必ず特定の学校などへの通学を必要とするような資格は別ですが、一般的に資格を取得する為の勉強方法としては、大きくわけて3つあります。それは『独学』『通信教育』『専門学校などへの通学』の3つです。どの方法を選択するにしても相応の時間とお金がかかりますが、一番確実性が高いのは最後の『専門学校などへの通学』の方法です。この方法は、資格を取得する上でどんな知識を学ばなければいけないのかなどの勉強方法の選択やどのようなスケジュールで勉強するのかといった事を学校側が全てセッティングしてくれるので、勉強そのものに力を集中できるのが魅力です。また、一緒に学ぶ人たちがすぐ傍にいることになりますので、勉強へのモチベーションを維持しやすいのも大きな利点といえるでしょう。

　しかし、人によっては資格取得のために専門学校に通えるほどのお金もないし、時間の自由も利かないという人はいます。そういう人の第2選択としては『通信教育』を利用する事がセカンドベストと考えられます。『通信教育』の利点は、『専門学校などへの通学』と同様に勉強内容がきちんとセッティングされているという事です。そのため自分自身でどの範囲を重点的に勉強するべきかなどをあまり考える必要が無いのは楽な点でしょう。

　もっとも資格勉強を行ううえで大きな障害となるモチベーションの維持という点では『専門学校などへの通学』と比べると非常に劣ります。『通信教育』は、基本的に勉強環境自体は独学に近い形態を取りますので、最後まできちんとやり遂げる決意が薄いと、すぐにモチベーションが下がり、勉強を手抜きしがちになってしまいます。どれだけお金を節約できても、結局資格は取れなかったという事では本末転倒です。そのことを留意して勉強方法は選ぶ必要があります。

　最後の手段として先にも出た『独学』という方法がありますが、この方法は必要なお金を低く抑えられ、勉強を何時するのかという自由が利く代わりに、ペース配分や勉強内容自体を自分自身で決めるという手間や、怠惰な心に囚われずに決めたとおりに実行するという強い意思が必要となってきます。
　人は、いや人ではなくても生物は、常に不快な刺激を避ける方向に動くという本能を持っています。そして、地道な勉強というものは大抵の人にとっては、この不快な刺激に当たるのです。『専門学校などへの通学』等と違って、本能を抑える状況的な制約もない『独学』は、勉強に飽きずに集中するために非常に大きな精神力を必要とします。そのため、本当に資格を取りたいと思っているのであれば、出来るだけ確実な方法である『専門学校などへの通学』あるいはセカンドベストの方法である『通信教育』等の方法を取るのをお勧めしたいというのがここでの結論です。

　もちろん金銭事情や、仕事があって時間のやりくりが出来ないという人もいるかもしれませんので、その場合は『独学』を選択せざるを得ない場合も考えられますが、例えば模擬テストなどの部分だけでも学校や通信を利用してみて、モチベーション維持に役立てるという方法もあります。
　資格を取るまで勉強を続けられる状況を作るのは資格試験合格の為に最低限必要なことです。独学であってもモチベーションを維持する方法を部分的にも導入してみる方法も考えてみてください。