将来性

　今までそれ程資格を問われなかったファッションの世界でも、最近は洋裁技術検定を始めとして、いくつかの資格が意味を持つようになりました。アパレル業界も競争が激しく、コストダウンの必要性に迫られている為、資格という形で人材採用や面接業務の省力化ができるのは、願っても無いことだからです。
　そのため、服飾技術の基礎的能力を評価される洋裁技術検定の重要性も年々高くなってきています。

平均年収や給料

　洋裁技術検定の有資格者が働く事になるアパレル系企業の平均年収は450万円～500万円程度のようです。職種によっても幾分違い、企画から商品デザイン、営業、販売などを統括するMD(マーチャンダイザー)などは更に高額な給料収入になるようです。ある意味、花形職であるファッションデザイナーは歩合制の売れっ子デザイナーは天井知らずという場合もありますが、社員として働いている場合はそれ程高い給料ではないのが現実です。

給料以外の特典

　洋裁技術検定の有資格者にとっては、自分が考えた服、自分が作るのに手を貸したファッションが世間に出回り、実際に着て貰えるという達成感、手ごたえが何よりの特典でしょう。目で見える形で自分の仕事の成果がわかることは、非常にモチベーションを高く維持できます。
　またファッション業界は独立可能性も高い業界です。自分自身のブランドを作って見たいという欲求はファッション関連に携わる人であれば誰でも持っています。夢を実現する可能性が高いと言うのは大きな得点です。