和裁検定試験・和裁士の実態調査
取得後の将来性、平均年収、給料、給料以外の特典
将来性
和裁士の技術を身に付けるということは、自立ができるきちんとした技術をしっかりと身に付けるということでもあります。和裁士の資格を身につける人は女性が多いのですが、結婚や出産など通常の会社勤務であれば仕事を続けるのが難しい状況でも、自分で仕事量を調節し無理なく仕事を続けられるのが和裁士という職業です。
また、必要に応じて引っ越すようなことになっても和裁士として働いている方は日本全国で活躍の場があります。やる気さえあれば一生涯続けられる仕事なのです。
平均年収や給料
和裁士としての平均年収データは手持ちにはありませんが、大体振袖の仕立て料が1点35,000円前後となっていますので、それなりの収入が確保できるのはわかります。行事がらみで需要が発生するので、繁盛期と閑散期がはっきりとしている感はありますが、そのあたりをあらかじめコントロールできれば、安定した収入の得られる仕事となるでしょう。
給料以外の特典
和裁検定試験(和裁士)を受ける人は、やはり根本の部分で着物が好きという事があるようです。好きなことを仕事にできる事ほど、幸せなものはありません。基本的には手縫いでコツコツと仕立てていく単調な仕事なので、好きじゃないとやってられないということもあるようですが、美しい着物を見ているだけで幸せになれるという人には楽しい仕事でしょう。