工業彫刻技能士とは、カメラや顕微鏡、測量器等の工業製品の彫刻に必要な技能を認定する国家資格検定試験合格者の事です。江戸時代などは武士階級が武具の機能以外に刀の柄元に美麗な装飾を施すなどの行為が見られましたが、ある意味彫刻技術は日本のお家芸でもあります。材料費に関わらず製品に付加価値をつけるのは商売上でも有利になるため、工業彫刻技能者は、企業にとっても重宝な存在と言えそうです。