将来性

　倉庫業者は日本の物流業界にとっては、必要な物品を蓄え、適時放出する緩衝材としての機能を持ち、無くてはならない存在となっています。その為、その倉庫現場で働く人の要となるはい作業主任者も必要な人材として求められています。
　特に「はい」の積み上げ作業である「はい付け」や「はい」の積み降ろしの「はいくずし」は、危険をともなう作業であることから、高さ２ｍ以上の「はい作業」を行なう場合には、労働安全衛生法によってこの有資格者設置が義務付けられていますので、職場にとっては無くてはならない人材といえるでしょう。

平均年収や給料

　はい作業主任者の平均年収は、その就職先である倉庫業界の平均年収を見ることでわかります。超安定企業である倉庫業界は給料収入面でも安定している所が多く、住友倉庫や近鉄エクスプレス、みつぴし倉庫など上場企業の平均年収を見ると、大体700万円～800万円程度の収入が確保されている所が少なくないようです。もちろん地方の小規模な倉庫業者ではこれほどの高収入は得られないとは思いますが、安定している職場としては魅力的です。

給料以外の特典

　はい作業主任者の良い点は、やはり職場の安定性が挙げられるでしょう。日本の大動脈に当たる物流の要としての倉庫は無くなる事は、血管が詰まった人間が危篤に陥るのがわかるように、ありえない事の為、非常に安定した職場環境であることがわかります。