将来性

　林業技士には、林業経営、森林土木、森林評価、林業機械、森林環境、林産、森林総合監理という７つの登録部門があり、資格取得後は、森林施業計画の作成や造林、治山、林道の調査・設計、環境アセスメントなどの業務を行う専門的林業技術者への道が開けます。土木施工管理技士、集材架線技師といった資格とのダブルライセンスで活躍する人も多く、林業で活躍したい人にはお勧めの資格です。

平均年収や給料

　林業技士全般の平均年収データはありませんが、林業を主業とする、とある上場企業の平均年収は750万円前後となっています。この会社は、数千人規模の大きな企業ですのでかなり給料収入が高いですが、地方の中小企業ではこれほどの年収にはならないでしょう。

給料以外の特典

　林業技士は公共事業の人材募集の条件にも明記されており、林業で活躍したい人にとってはぜひ欲しい資格となっています。かなりの長期間の実務経験が必要な資格ではありますが、林業自体が長期的展望が必要な資格でもありますので、林業で生きようという人は、じっくり腰を据えて取得を目指しましょう。