将来性

　義肢装具士の職場は義肢装具の製作会社や総合病院・リハビリテーション施設等の職員等がありますが、求人募集はあまり多くありません。事故や病気はなくなったりはしませんので義肢装具の需要は一定の量があるのが現実ですが、多くの義肢装具士を必要とするわけではない為、就職は困難というのが実情です。

平均年収や給料

　義肢装具士の平均年収は300万円～400万円と言われています。集中力が要求される資格のため残業などが無く、仕事のメリハリはきちんとつきやすいという特徴はありますが、対象となる人がそれ程多いわけではなく、給料収入という面ではあまり高くないようです。最近では障害者スポーツなどが盛んになり、その面での活躍も見られますが、給料収入的に改善されたという話は聞きません。

給料以外の特典

　昭和62年に国家資格化される前は現場で技術を身につけていく職人徒弟制の色合いが濃い仕事でした。現在は、国家資格の認定の下に人材の育成が行われていますが、患者さんの状態や希望を聞きながらのオーダーメイドという点は変わりませんので、職人器質の強い人がなるという点では変わりがないようです。そういったこだわりのある仕事が好きな人や純粋に人助けに関わる仕事がしたいと思う人には向いている職業といえるでしょう。