作業療法士
どんな資格?
作業療法士とは、医師の指示のもと、身体または精神に障害のある人に対して、手芸や園芸、工芸、陶芸などの各種作業活動を主な治療手段として用い、応用動作能力や社会適応能力の改善、回復を図る国家資格です。
作業療法士になるには、文部科学大臣の指定した学校または厚生労働大臣の指定した作業療法士養成所において3年以上作業療法士として必要な知識と技能を修得し、作業療法士国家試験に合格する必要があります。
資格種類
国家資格
合格率
約80%
受験資格
(1) 学校教育法(昭和22年法律第26号)第90条第1項の規定により大学に入学することができる者で、文部科学省令・厚生労働省令で定める基準に適合するものとして、文部科学大臣が指定した学校又は厚生労働大臣が指定した作業療法士養成施設において、3年以上、作業療法士として必要な知識及び技能を修得したもの(平成21年3月25日(水曜日)までに修業し、又は卒業する見込みの者を含む。)
(2) 外国の作業療法に関する学校若しくは養成施設を卒業し、又は外国で作業療法士の免許に相当する免許を得た者で、厚生労働大臣が(1)に掲げる者と同等以上の知識及び技能を有すると認定したもの
(3) 法の施行の際(昭和40年8月28日)現に文部大臣又は厚生大臣が指定した学校又は施設において、作業療法士となるのに必要な知識及び技能を修業中の者であって、法施行後に当該学校又は施設を卒業したもの
試験内容
【筆記試験】
一般問題及び実地問題に区分して次の科目について行う。ただし、点字試験受験者に対しては、実地問題については行わない。また、視覚障害者に対しては、弱視用試験又は点字試験による受験を認め、点字試験受験者に対しては、試験問題の読み上げの併用による受験を認める。
〔一般問題〕
解剖学、生理学、運動学、病理学概論、臨床心理学、リハビリテーション医学(リハビリテーション概論を含む。)、臨床医学大要(人間発達学を含む。)及び作業療法
〔実地問題〕
運動学、臨床心理学、リハビリテーション医学、臨床医学大要(人間発達学を含む。)及び作業療法
【口述試験及び実技試験】
点字試験受験者に対して、実地問題に代えて次の科目について行う。運動学、臨床心理学、リハビリテーション医学、臨床医学大要(人間発達学を含む。)及び作業療法
試験日
3月
試験地
【筆記試験】:北海道、宮城県、東京都、愛知県、大阪府、香川県、福岡県及び沖縄県
【口述試験、実技試験】:東京
申し込み先・申し込み方法
厚生労働省医政局医事課試験免許室
北海道、宮城県、東京都、愛知県、大阪府、香川県、福岡県・沖縄県の県毎に問合せ先が異なるため、リンク先ホームページ(手続きおよび問合せ先)参照
受験料
10,100円