将来性

　癌、すなわち悪性腫瘍による死亡は、心疾患や脳血管疾患を抑えて、現在日本人の死因のトップになっています。癌の治療には早期発見早期治療が何より重要です。そのため癌の早期の確定診断に力を発揮する細胞検査及びそれを行う細胞検査士の重要性はますます上昇しています。
　癌の発生原因は様々なものがありますが、高齢化社会の到来で、癌にかかる可能性のある人はますます増加します。それを診断する為の力となる細胞検査士も更に必要となってくるでしょう。

平均年収や給料

　細胞検査士の平均年収に関するデータは現在手元に無いのですが、基本的には臨床検査技師のスキルアップ資格となっているので、臨床検査技師の平均年収である478万円という数値が目安となるでしょう。実際には臨床検査技師にプラスして細胞検査士としての資格手当がつくことが考えられますので、給料収入は若干臨床検査技師より高くなると思います。

給料以外の特典

　現在、医療関連職は専門分化の方向へ向かっています。細胞検査士の取得条件である臨床検査技師も例外ではなく、ここで紹介した細胞検査士などいくつかの上級専門職と呼べる資格が用意されているようです。自分の価値を高める資格としては非常に有効な選択肢と考えられるでしょう。