CAD利用技術者試験の実態調査
取得後の将来性、平均年収、給料、給料以外の特典
将来性
日本政府が提唱する電子政府化政策の一環として、建築CASL/EC構想があります。これは、従来紙媒体で交換されていた情報を電子化し、連携して使える公共事業データベース環境を作る為の取り組みです。これにより、今後の建築・土木業界のあらゆる図面が電子納品されることになりますので、企業ではCAD利用技術者試験合格者などCAD操作が出来る人材の需要が高まっています。
平均年収や給料
CAD利用技術者試験合格者の平均年収は、勤める会社によっても異なりますが、CAD利用技術者試験合格者は大抵建設業界などに勤務していることから、建設業界の平均年収がCAD利用技術者試験合格者の平均年収に近いと考えて間違いは無いでしょう。
建設業界の平均年収は大手だと平均年収800万円~900万円前後ですが、一段階下の中堅規模企業だとそこから平均年収が100万円~150万円ほど下がります。更に下のクラスだと平均年収は200万円以上下がるところも珍しくは無いようです。
給料以外の特典
CAD利用技術者試験合格者が勤めることになると思われる建設業界は、土曜日・日曜日の出勤も多く、公休日が平日になる企業も多いようです。その為、若干通常のサラリーマンとは曜日の感覚が異なり、それによって良い面、悪い面が出てくることがあります。
求人などに関して言えば、CAD利用技術者試験の業界評価はそれなりに高く、需要も多い為、転職・就職の際は、有利に働くでしょう。