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危険物取扱者

どんな資格?

 危険物取扱者とは、危険物の性質や消火法、法規制などに関する知識を持ち、危険物の貯蔵、取り扱いや、その指示ができる人材として認定される国家資格です。
 危険物取扱者の資格は、甲種、乙種、丙種の三種類に分かれ、甲種は、第1類~第6類すべての種類の危険物の取り扱いと立ち会いができます。この甲種だけは、受験資格が定められており、受験資格は、乙種取得後2年以上の実務経験を有する事か、大学・短大・高専などで化学に関する科目を15単位以上取得などとなっています。
 乙種は、第1類~第6類のうち自分が免状を持っている類の危険物の取り扱いと立ち会いができます。受験資格は特にありません。既に受験する類以外の乙種免状を持っている人は、試験科目の一部免除を受けることができます。ガソリン等のよく使う物質を扱うことが出来る、第4類の人気が高いようです。
 丙種は、ガソリン、灯油、軽油などの指定された危険物のみを取り扱いできます。
 危険物取扱者になるには、消防試験研究センターが行う試験に合格後、免状交付の申請が必要です。試験はマークシート方式で行われ、試験日・試験回数は都道府県によって異なります。

資格種類

国家資格

合格率

甲種:約31%
乙種:約38%

受験資格

【乙種・丙種】:特になし
【甲種】
1:大学、短期大学、高等専門学校、専修学校等で科学に関する学科、過程を修めて卒業した者、またはこれに準ずる学力を有すると認められる者
2:乙種危険物取り扱い免状の交付を受けたあと、2年以上の実務経験を有する者
3:乙種免状、4種類以上の取得者

試験内容

【甲種】
1:危険物に関する法令 2:物理学及び化学
3:危険物の性質並びにその火災予防及び消化の方法

【乙種】
1:危険物に関する法令 2:基礎的な物理学及び基礎的な科学
3:危険物の性質並びにその火災予防及び消化の方法

【丙種】
1:危険物に関する法令 2:燃焼及び消化に関する基礎知識
3:危険物の性質並びにその火災予防及び消化の方法

試験日

各都道府県で異なるため要確認

試験地

各都道府県

申し込み先・申し込み方法

(財)消防試験研究センター各都道府県支部
各都道府県の問合せ先はホームページ、試験日程内の都道府県リンク先を参照

受験料

【甲種】:5,000円
【乙種】:3,400円
【丙種】:2,700円

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