浄化槽設備士
どんな資格?
浄化槽設備士とは、水洗トイレの汚水である“し尿”と、台所や風呂、洗濯等の生活排水を微生物の働きにより浄化処理する装置である浄化槽を施工する際の施工図の作成や施工管理などを管理・監督することができる専門家を認定する環境庁管轄の国家資格です。
浄化槽設備士になるには、2つの方法があります。一つは財団法人浄化槽設備士センターが実施する浄化槽設備士国家試験を受験して合格する方法で、もう一つは浄化槽設備士講習の全課程を受講する方法です。講習会に関しては1級・2級管工事施工管理技術検定合格者が対象となっていて、国家試験の方も所定の実務経験が必要になります。
資格種類
国家資格
合格率
約35%
受験資格
【国家試験】
1:大学・旧大学卒業後
指定学科履修:1年以上の業務経験
指定学科以外:1年6ヶ月以上の業務経験
2:短大・高専・旧専門学校卒業後
指定学科履修:2年以上の実務経験
指定学科以外:3年以上の実務経験
3:高校・旧中学卒業後
指定学科履修:3年以上の実務経験
指定学科以外:4年6ヶ月以上の実務経験
4:上記以外:8年以上の実務経験
※「指定学科」とは、土木工学、都市工学、衛生工学、電気工学、機械工学又は建築学に関する学科をいいます。
【講習会】:1級または2級工事施工管理技士の資格を有する者
試験内容
【国家試験】:学科試験と実技試験の2部制
【講習会】
〔講習時間〕:37時間(5日間)
〔教科目及び時間 [講習終了後、「効果評定」(2時間)を行います。]〕
1:浄化槽概論(8時間) 2:法規(3時間) 3:浄化槽の構造及び機能(15時間)
4:浄化槽施工管理法(8時間) 5:浄化槽の保守点検及び清掃概論(3時間)
試験日
【国家試験】:6月
【講習会】:6月、8月、9月、1月(会場により異なる)
試験地
【国家試験】:仙台、東京、大阪、名古屋、福岡
【講習会】:仙台、東京、大阪、名古屋、埼玉、福岡
申し込み先・申し込み方法
(財)浄化槽設備士センター
〒101-0032 東京都千代田区岩本町2-1-3 和光ビル2F
℡03(5835)2241/Fax03(5835)2242
受験料
【国家試験】:23,600円
【講習会】:91,000円