将来性

　玉掛け技能者の資格は、建設業界や物流業界など重い資材・荷物を取り扱う仕事を行う人にとっては、ぜひ取得しておきたい資格です。荷崩れや荷物の落下など、作業現場で怒りうる危険を防止するために、制限過重が１トン以上の揚貨装置や、吊り上げ重量１トン以上のクレーン、デリックの玉がけを行なうためには玉がけ技能者の資格が必要となっていますので、就職・転職にも役立ちます。

平均年収や給料

　玉掛け技能者という括りでの平均年収データは見当たりませんでしたが、玉掛け技能者の有資格者は、建設業界や物流業界で働く事が多い為、山工までにそれらの業界の給料収入を掲載しておきます。建設業界の平均年収は500万円～600万円程度で、大手の上場企業となると平均年収が600万円～800万円という所も珍しくはありません。
　また、物流業界も平均年収500万円～600万円という企業が多いようです。実際に求人情報サービスなどで、玉掛け技能者を求める、ある運送会社の求人募集案件を見ると、平均年収が530万円となっていました。

給料以外の特典

　玉掛けという言葉自体はあまり一般生活では耳慣れないものですが、荷物をロープなどで固定するという技術は様々な場面で役立つものです。仕事の現場でも非常に多い作業ですので、クレーン運転士等の資格と組み合わせれば、就職・転職における強力な武器ともなります。