特殊無線技士・海上・陸上・航空
どんな資格?
特殊無線技士とは、総務省が管轄する国家資格である無線従事者資格の1区分です。陸上特殊無線技士と海上特殊無線技士、航空特殊無線技士の3種類があり、それぞれ1級~3級まで(陸上特殊無線技士のみ国内電信級特殊無線技士がある)が存在し、行える業務範囲が異なります。
陸上特殊無線技士とは、タクシーやパトカーなど陸上を移動する無線局に指示する基地局等の無線設備を操作したり、電気通信事業会社などに設置されている多重無線設備などを使用した固定局等の無線設備を操作するのが主な仕事となります。
海上特殊無線技士とは、国際VHF波で通信を行ったり、漁船や宴会を航行する内航船に設けられた小無線局、VHFによる小規模海岸局などの無線設備を操作する際に必要となります。
航空特殊無線技士とは、測量や農薬散布、報道等の目的で企業が所有している航空機、あるいは自家用航空機など、航空運送事業用ではない航空機に開設した航空機局や航空交通管制用ではない航空局の無線設備を扱うために必要な資格となっています。
特殊無線技士になるには、財団法人日本無線協会が実地する海上・陸上・航空特殊無線技士国家試験を受験して合格する必要があります。
資格種類
国家資格
合格率
【第1級海上特殊無線技士】:約45%
【第1級陸上特殊無線技士】:約25%
受験資格
特になし
試験内容
【基本科目】
1:無線工学 2:法規 3:英語 4:電気通信術
試験日
2月、6月、10月
試験地
札幌、仙台、東京、長野、金沢、名古屋、大阪、広島、松山、熊本、那覇
申し込み先・申し込み方法
(財)日本無線協会本部
〒104-0053 東京都中央区晴海3-3-3
℡03(3533)6022
受験料
【第一級海上特殊無線技士】:6,550円
【航空特殊無線技士】:5,450円
【第一級陸上特殊無線技士】:5,350円
【国内電信級陸上特殊無線技士】:4,550円
【その他の資格】:5,150円