運行管理者とは、タクシーなど事業用自動車の安全管理を行ったり、貨物自動車運送事業等の運送会社での常務スケジュールの作成や交代要員の配置、貨物の適正な積載に関する指導などに従事する専門家としての国土交通省管轄の国家資格です。
　運行管理者になるには、事業用自動車の運行管理に関し1年以上の実務経験を有するか、実務経験に代わる講習を修了した者が運行管理者国家試験を受験して合格しなければなりません。
　運行管理者資格には自動車運送事業の種別に応じた種類の運行管理者資格者証（一般乗合旅客、一般貸切旅客、一般乗用旅客、特定旅客、旅客、貨物）があり、貨物軽自動車運送事業者を除く自動車運送事業者は、一定の数以上の事業用自動車を有している営業所ごとに、一定の人数以上の運行管理者を選任しなければなりません。

資格種類

国家資格

合格率

約５０％

受験資格

１：試験日の前日において、自動車運送事業（貨物軽自動車運送事業を除く。）の用に供する事業用自動車又は特定第二種貨物利用運送事業者の事業用自動車（緑色のナンバーの車）の運行の管理に関し、１年以上の実務の経験を有する方
２：独立行政法人 自動車事故対策機構において、平成７年４月１日以降に実施した「基礎講習」を修了された方

※基礎講習とは
〔講習対象者〕：運行管理を行うために必要な法令及び業務等に関する必要な基礎知識の習得を目的とされる方
〔講習時間〕：１６時間（３日）
〔手数料〕：８，５００円

試験内容

【貨物運航管理者】
１：貨物自動車運送事業法関係
２：道路運送車両法関係
３：道路交通法関係
４：労働基準法関係
５：その他運行管理者の業務に関し、必要な実務上の知識及び能力

【旅客】
１：道路運送法関係
２：道路運送車両法関係
３：道路交通法関係
４：労働基準法関係
５：その他運行管理者の業務に関し、必要な実務上の知識及び能力

試験日

３月、８月

試験地

東京、大阪、那覇

申し込み先・申し込み方法

（財）運行管理者試験センター試験事務センター
℡０３（３６４９）８６６１

受験料

【学科試験】：６，０００円
【申請料】：１，０００円