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労働基準監督官

どんな資格?

 労働基準監督官とは、労働基準法や労働安全衛生法に基づいて労働者の生命と健康を守り、人間尊重の基本理念に立脚した法定の労働条件を確保しているかを調査・監督する厚生労働省管轄の国家資格です。
 労働基準監督官になるには、人事院が実地する労働基準監督官採用試験を受験して合格する必要があります。試験には主に法律知識が問われる「A種」と、工学・理学の知識が問われる「B種」があるので、どちらかを選んで受験出来ます。

資格種類

国家資格

合格率

【監督官A】:約2%
【監督官B】:約4%

受験資格

試験実施年度の4月1日現在
1:21歳以上29歳未満の者
2:21歳未満で大学を卒業した者および翌年の3月までに卒業見込みの者

試験内容

1次試験と2次試験の2部制
【1次試験】
【労働基準監督官A】
〔教養試験(多肢選択式)〕:1~4にて25題は必須、5~7の30題より25題を選択
公務員として必要な一般的な知識及び知能
1:時事 2:文章理解 3:判断・数的推理 4:資料解釈 5:自然 6:人文 7:社会
〔専門試験(多肢選択式)〕:1~7の38題より30題選択、8~9の12題は必須科目
1:憲法 2:行政法 3:民法 4:刑法 5:経済学 6:労働経済・社会保障
7:社会学
8:労働法 9:労働事情(就業構造、労働需給、労働時間・賃金、労使関係)
〔専門試験(記述式)〕:1~2より各1題
1:労働法 2:労働事情(就業構造、労働需給、労働時間・賃金、労使関係)

【労働基準監督官B】
〔教養試験(多肢選択式)〕:1~4にて25題は必須、5~7の30題より25題を選択
公務員として必要な一般的な知識及び知能
1:時事 2:文章理解 3:判断・数的推理 4:資料解釈
5:自然 6:人文 7:社会
〔専門試験(多肢選択式)〕:1~3の40題から32題選択、4~8から8題は必須
1:工学系に共通な基礎としての数学 2:物理 3:化学
4:就業構造 5:労働需給 6:労働時間・賃金 7:労使関係 8:労働安全衛生
〔専門試験(記述式)〕:1~8より3~5題出題し、うち1題選択、工業事情1題
1:機械系 2:電気系 3:土木系 4:建築系 5:衛生・環境系 6:応用化学系
7:応用数学系 8:応用物理系

【2次試験】:労働基準監督官A、労働基準監督官B共通
〔人物試験〕:人柄・対人的能力などについての個別面接
〔身体検査〕:主として胸部疾患(胸部エックス線撮影を含む)、血圧、尿、その他一般内科系検査
〔身体測定〕:視力、聴力についての測定

試験日

【1次試験】:6月 【2次試験】:7月

試験地

【1次試験】:札幌、仙台、飽きた、東京、新潟、名古屋、金沢、大阪、松枝、広島、高松、松山、福岡、熊本、鹿児島、那覇
【2次試験】:札幌、仙台、東京、名古屋、大阪、広島、高松、福岡、熊本、那覇

申し込み先・申し込み方法

各地労働局、基準監督署、人事院の各地方事務局、厚生労働省労働基準局監督課等

厚生省
〒100-8916 東京都千代田区霞が関1-2
℡03(5253)1111

人事院

受験料

無料

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