消防設備士
どんな資格?
消防設備士とは、公共のビルや劇場、デパート、ホテルといった一定規模以上の建物において設置が義務付けられている屋内消火栓設備や自動火災報知設備、スプリンクラー設備等の消防用設備等の設置やメンテナンス、点検を行うことができる国家資格です。
消防設備士の資格には乙種と甲種があり、乙種は整備・点検のみですが、甲種を取得すると設備の取り付け施工まで行うことができるようになります。
消防設備士になるには、財団法人消防試験研究センターが行う消防設備士の国家試験に合格する必要があります。乙種には受験資格はありませんが、甲種は、前提の資格や学歴、実務経験などの受験資格が細かく定められています。
資格種類
国家資格
合格率
【甲種】:約30%
【乙種】:約33%
受験資格
【甲種特類】:甲種第1類から第3類までのいずれか一つ、甲種第4類及び甲種第5類の3種類以上の免状の交付を受けていることが必要
【国家資格等による受験資格(1部免除資格含む)】:甲種消防設備士、乙種消防設備士、技術士、電気工事士、電気主任技術者、工事の補助5年、専門学校卒業程度検定試験合格者、管工事施工管理技士、工業高校の教員等、無線従事者、建築士、配管技能士、ガス主任技術者、給水装置工事主任技術者、旧給水責任技術者、消防行政3年、実務経験3年、旧消防設備士
※詳細は要問い合わせもしくは、(財)消防試験研究センター受験案内参照
【学歴による受験資格】:大学、短期大学又は高等専門学校(5年制)の卒業者、高等学校及び中等教育学校の卒業者、旧制の大学及び専門学校等の卒業者、外国の学校の卒業者、大学・短期大学・高等専門学校(5年生)又は専修学校の15単位取得者、各種学校の15単位修得者、大学・短期大学又は高等専門学校(5年制)の専攻科の15単位修得者、防衛大学校又は防衛医科大学校の15単位修得者、職業能力開発総合大学校・職業能力開発大学校及び職業能力開発短期大学校又は職業訓練大学校又は職業訓練短期大学校もしくは中央職業訓練所の15単位修得者、水産大学校の15単位修得者、海上保安大学校の15単位修得者、博士、修士
試験内容
【筆記試験】
[特類] 1:消防関係法令 2:工事整備対象設備等に関する火災及び防火の知識
3:工事設備対象設備等の構造、機能及び工事又は設備の方法
[特類以外] 1:消防関係法令 2:機械又は電気に関する基礎的知識
3:工事整備対象設備等の構造、機能お及び工事又は整備の方法
【実技試験】
1:写真、イラスト、図面等による記述式の鑑別等試験
2:受験区分の消防用設備等に関する製図
試験日
各都道府県により異なるため、要問い合わせ
試験地
各都道府県により異なるため、要問い合わせ
申し込み先・申し込み方法
(財)消防試験研究センター本部・各道府県支部
〒100-0013 千代田区霞が関1-4-2 大同生命霞が関ビル19F
℡03(3597)0220/Fax03(5511)2751
受験料
【甲種】:5,000円
【乙種】:3,400円