刑務官とは、全国の刑務所、少年刑務所又は拘置所に勤務する公務員のことで、勤務先によって担当する職務は異なります。刑務所及び少年刑務所では、受刑者に面接や助言などをはじめとする適切な指導を行うことによって、受刑者の社会復帰可能な改善更正を目指します。
　拘置所では、拘留中の被疑者などを監督し、拘留中の者が逃走したり、証拠を隠滅したりしないように防止すると共に、公平かつ適正な裁判が行われるように配慮するのが仕事となります。
　刑務官になるには、年齢が17歳以上30歳未満の者が刑務官採用試験を受けて合格する必要があります。
　刑務官採用試験の内容は、1次試験と2次試験に分かれ、1次試験では教養試験と作文が行われ、2次試験では面接による人物検査と既定の体格・視力・聴覚が必要な身体測定、健康診断、それに息止め・垂直とび・上体そらしなどの体力測定があります。

資格種類

国家資格

合格率

【刑務官A・刑務官B】：約１５％

受験資格

【刑務官A】：受験年度の４月１日において、１７歳以上２９歳未満の男子
【刑務官B】：受験年度の４月１日において、１７歳以上２９歳未満の女子

試験内容

【１次試験】
１：教養試験（多肢選択式）：一般的な知識・知能
２：作文：文章による表現力、課題に対する理解力
【２次試験】
１：人物（個別面接）　２：身体検査：胸部疾患、血圧、尿などの一般内科系検査
３：身体測定：身長、体重、視力　４：体力検査：金持久力、瞬発力、腹筋、敏捷性
５：その他（体格（身長・体重）等についての規定あり）

試験日

【１次試験】：９月
【２次試験】：１０月

試験地

要問い合わせ

申し込み先・申し込み方法

人事院、各地方事務局、法務昇格矯正管区、全国の刑務所（拘置所等）
〒１００－８９７７　東京都千代田区霞が関１－１－１
℡０３（５９７８）７６００
※受験手続その他受験に関する問い合わせは，受験申込用紙交付機関あてに行ってください（詳しい問い合わせ先は、法務省刑務官採用試験のページで公表されています。）

受験料

無料