皇宮護衛官とは、天皇陛下や皇族の方々の護衛、皇居や御所の警備を専門に行う警察庁の附属機関である皇宮警察本部に勤務する国家公務員です。
　皇宮護衛官になるには、受験年の4月1日現在において17歳以上23歳未満の日本国籍の人が、皇宮護衛官採用試験を受け、合格する必要があります。例年1000名以上の申込者がおり、合格者は30～40名とかなりの難関試験となっています。
　皇宮護衛官採用試験の試験内容は、1次試験の一般的な知識や知能を問われる教養試験と文章表現力や課題に関する理解力を問う作文、2次試験の面接と調査による人物試験、身体測定、身体検査、息こらえ・体前屈・垂直とび・折り返し走・上体起こし等の体力検査があります。

資格種類

国家資格

合格率

約３％

受験資格

【皇宮護衛官（大卒程度）】
１：２１歳以上３０歳未満の者
２：２１歳未満の者で次に掲げる者
ア：大学を卒業した者及び試験の実施年度の３月までに大学を卒業する見込みの者並びに人事院がこれらの者と同等の資格があると認める者
イ：短期大学又は高等専門学校を卒業した者及び試験の実施年度の３月までに短期大学又は高等専門学校を卒業する見込みの者並びに人事院がこれらの者と同等の資格があると認める者

【皇宮護衛官（高校卒業程度）】
[護衛官]
１：試験の実施年度の４月１日前５年以内に高等学校又は中等教育学校を卒業した者及び試験の実施年度の３月までに高等学校又は中等教育学校を卒業する見込みの者
２：人事院が１に掲げる者に準ずると認める者
[護衛官（社会人）]
１：４０歳未満の者（護衛官の受験資格を有する者を除く）

試験内容

【１次試験】
１：教養試験（知能分野、知識分野）
２：論文試験・大卒程度者（時事的な問題に関するもの・具体的な事例課題により、皇宮護衛官として必要な判断力・思考力を問うもの）
３：作文試験・高卒程度者（文章による表現力、課題に対する理解力などについての筆記試験）
【２次試験】
１：人物試験　２：身体測定　３：身体検査　４：体力検査

試験日

【１次試験】：９月
【２次試験】：１０月

試験地

【１次試験】：全国１１か所
【２次試験】：全国７か所

申し込み先・申し込み方法

皇宮警察本部　採用プロジェクトチーム
〒１００－０００１　東京都千代田区千代田１－３
℡０３（３２３１）３１１５
採用直通ダイヤル：０３（３２１７）１５１６

受験料

無料