将来性

　給料の高い高額所得な仕事と言えば真っ先に名前が出てくる司法試験に合格者の仕事である弁護士です。超難関な資格ですので、需要が非常に高く、合格さえしてしまえば社会的な地位も保障されたようなものとされています。しかし、司法制度改革により、今後法曹人口の増大が起これば、司法職、特に公務員ではない弁護士職の価格競争が起こることが予想されています。裁判官や検察官は公務員ですので、給料が大きく変動することは無いでしょうが、今後、弁護士を目指す人は、それなりの商才を要求されることになるでしょう。

平均年収や給料

　司法試験合格者の平均年収は法曹三者と呼ばれる｢裁判官｣｢弁護士｣｢検察官｣のいずれの職業に就職するかで変わってきますが、もっともポピュラーな士業である弁護士の平均年収は2000万円を超えると言われています。弁護士の仕事は、法律的な相談業務となりますが、金銭トラブルから刑事事件、離婚問題、相続問題、特許問題など様々な分野があり、専門とする分野がどこにあたるかによっても多少は収入が変わってくるようです。

給料以外の特典

　司法試験を受ける上ではかなり広範囲な法律知識を勉強することになるという事と、必ずしも司法試験に合格できるわけではないという現状から、保険的な意味合いを込めて、他の司法関連資格を取っておく人も多いようです。司法書士や行政書士などは、司法試験の勉強範囲とも被る部分が多い為、ねらい目の資格といわれています。