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裁判所事務官

どんな資格?

 裁判所事務官とは、裁判所に勤務して、実施される裁判に関わる事務などを担当する職員のことです。公務員の一つで資格というより、裁判所が実施する裁判所事務官採用試験という形になります。
 裁判所事務官になるには、上記の裁判所事務官採用試験に合格する必要がありますが、大学卒レベルの学力が必要とされるI種、II種と、高卒レベルの学力が必要とされるIII種とが存在します。試験内容は5月に1次の択一式試験と2次の論文試験があり、6月中旬~7月中旬に2次の面接が行われます。

資格種類

国家資格

合格率

【裁判所事務官I種】:約78倍
【裁判所事務官II種】:約12倍
【裁判所事務官III種】:約36倍

受験資格

【裁判所事務官I種・裁判所事務官II種】:受験する年の4月1日現在、満21歳以上満30歳未満の者
【裁判所事務官III種】:受験する年の4月1日現在、満17歳以上満21歳未満の者

試験内容

【裁判所事務官I種】
[1次試験] 1:教養試験(択一式) 2:専門試験(択一式)
[2次試験] 1:教養試験(論文式) 2:専門試験(論文式) 3:口述試験
[3次試験] 1:口述試験

【裁判所事務官II種】
[1次試験] 1:教養試験(択一式) 2:専門試験(択一式)
[2次試験] 1:教養試験(論文式) 2:専門試験(論文式) 3:口述試験

【裁判所事務官III種】
[1次試験] 1:教養試験(択一式) 2:適性試験(択一式)
[2次試験] 1:口述試験

試験日

【裁判所事務官I種】
[1次試験(2次試験の憲法含む)]:5月 [2次試験]:6月、7月 [3次試験]:7月
【裁判所事務官II種】
[1次試験、2次試験(教養試験・専門試験)]:5月
[2次試験(口述試験)]:6月、7月
【裁判所事務官III種】
[1次試験]:9月 [2次試験]:10月

試験地

【裁判所事務官I種】
[1次試験、2次試験(教養、専門)]:東京、横浜、さいたま、千葉、静岡、新潟、大阪、京都、神戸、名古屋、金沢、広島、山口、岡山、松江、福岡、熊本、鹿児島、那覇、仙台、福島、盛岡、札幌、釧路、高松、松山
[2次試験(口述試験)]:東京、大阪、名古屋、広島、福岡、仙台、札幌、高松
[3次試験]:東京

【裁判所事務官II種】
[1次試験]:東京、横浜、さいたま、千葉、静岡、新潟、大阪、京都、神戸、名古屋、金沢、広島、山口、岡山、松江、福岡、熊本、鹿児島、那覇、仙台、福島、盛岡、札幌、釧路、高松、松山
[2次試験]:1次試験地と同一の試験地で受験する

【裁判所事務官III種】:都道府県庁の所在地(北海道は札幌、函館、旭川、釧路)

申し込み先・申し込み方法

最高裁判所事務総局人事局任用課試験第二係
℡03(3264)8111

受験料

無料

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