将来性

　司法書士は、弁護士などと比べると一般的な認知度が低くマイナーな資格というイメージがあります。基本的に司法書士の業務内容は不動産登記などをはじめとする登記手続がおもな仕事となっており、弁護士が扱わない細かい事件などにも代理人としては動けないものの書類作成の面では関わっています。
　また、司法制度改革によって、司法書士に弁護士の業務を部分的にやらせてみてはどうかという意見が一部にあがっているようで、まだどうなるか未定ではありますが、簡易裁判所における手続きについて代理権が与えられそうな気配があるという情報もありました。

平均年収や給料

　司法書士の平均年収は1400万円前後と言われています。ただし、これは純利益ではなく、独立開業している場合は、事務所の総収入、つまり年商という形なので、必要経費などを考えるともう少し下がるとは思います。
　また、司法書士事務所などに雇われて勤務する場合は、平均年収は500万円程度になるようです。

給料以外の特典

　司法書士の資格は弁護士などと同じように社会的なステータスの高い資格であるというのが一つの特典でしょう。また独立開業のしやすい資格であり、一国一城の主を目指したい人にとっては、やりがいのある仕事となっています。